『NLペースト』『NLペースト(S)』『NLペースト(W)』(※S・Wは環境対応溶剤含有)と3種類あります。
内容別に、下記資料をご参照下さい。
【NLペースト】
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水質と発泡性状 (ピングラウト工法技術資料 P.9)
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水量と発泡 (ピングラウト工法技術資料 P.10)
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耐薬品性について (ピングラウト工法技術資料 P.11)
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カビ抵抗性について (ピングラウト工法技術資料 P.13)
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注入充填性について (ピングラウト工法技術資料 P.14〜P.20)
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接着耐久性について (ピングラウト工法技術資料 P.21・22)
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長期水密性について (ピングラウト工法技術資料 P.23)
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被圧水下注入止水性について(ピングラウト工法技術資料 P.24〜P.30)
【NLペースト(S)、(W)】
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性状、発泡特性について (スマート止水工法技術資料 P.20〜P.23)
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発泡体の物性について (スマート止水工法技術資料 P.24〜P.26)
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耐アルカリ性について (スマート止水工法技術資料 P.27)
・
耐久性について (スマート止水工法技術資料 P.28〜P.30)
NLペーストは1液型ポリウレタンで、水と反応して硬化する反応機構なので、主剤と硬化剤を混合して使用する
反応硬化型注入剤のように
可使時間を考慮する必要はありません。
しかし、ひび割れ細部まで充填させるためには、時間をかけてゆっくり発泡する必要があり、NLペーストは未反応の
樹脂がなくなるまで時間をかけて発泡・硬化していく為、より微細なひび割れまで充填できる止水材なのです。
発泡時間は温度によって変化します。
・気温や躯体内の温度が高ければ⇒短くなる
・冬季や低温度下の施工は⇒長くなる
反応硬化終了まで、約8時間と考えます。
注入パイプやプラグについては、原則『翌日撤去』となります。
躯体内に注入する際は、ひび割れ内の水と攪拌されながら充填されていくため、未反応物として残る心配はありません。
技術資料抜粋
『NLペーストの反応時間について』
NLペーストは『NLペースト』『NLペースト(S)』『NLペースト(W)』の3種類があり、水道法に基づく適合省令が
それぞれ異なります。
下記の表をご参照いただき、求められる省令に適したNLペーストを選定して下さい。
省 令 |
NLペースト |
NLペースト
(S) |
NLペースト
(W) |
水質基準に関する省令(平成15年5月30日厚生労働省令第101号) |
○ |
× |
× |
水道施設の技術的基準を定める省令(平成12年2月23日厚生省令第15号)
第1条第17号ハの規定に基づく『資機材等の材質に関する試験』 |
○ |
○ |
○ |
高粘度:NLペースト
低粘度:NLペースト(S)⇒一般用 NLペースト(W)冬期用
低粘度のNLペースト(S)・(W)の切替時期については、気温25℃を目安としております。
便宜上、S(サマー 夏型)、W(ウィンター 冬型)という名称ですが、必ずしも夏季は(S)、冬季は(W)を
使用しなければならない、ということではございません。
地域や施工場所によって、ご判断下さい。