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コンクリートの微細なひび割れまで充填できるピングラウト止水工法

ピングラウト止水工法について

・ピングラウト止水工法 総合カタログ 総合カタログPDF
・微細なひび割れまで充填できる ピングラウト止水工法   カタログPDF
・高圧注入方式を用いた     スマート止水工法     カタログPDF 
・コンクリート打継部の漏水予防 PWシステム       カタログPDF
・セパレーター漏水補修工法   Wストッパー工法     カタログPDF

概要
ピングラウト止水工法とは?
 ピングラウト止水工法は、1985年に清水建設鰍ニ武田薬品工業鰍ェ共同開発した、加水反応型(親水性)一液ポリウレタン樹脂注入止水工法です。(※現在の材料メーカーは潟_イフレックス)
ピングラウト止水工法に用いる止水材『NLペースト』は、水と接触するとゆっくり化学反応を起こし、炭酸ガスを発生しながら発泡硬化します。
この発泡時の膨張圧力を利用して、コンクリートのひび割れや打継ぎの不連続面に樹脂を充填して止水するのがピングラウト止水工法です。


加水反応型(親水性)一液ポリウレタン樹脂『NLペースト』

NLペースト カタログ 

NLペーストは、水と反応する過程で発生する炭酸ガスの力によって、発泡しながら膨張していきます。
時間をかけてクラックの中に充填され、反応が完了した強固な発泡体が止水効果を発揮する止水材です。

注入充填性:
注入充填性

接着強度:
接着性

耐久性について:耐薬品性も兼ね備えており、強度低下が無いことを示しています。
耐久性

ピングラウト止水工法の特徴
・漏水部の水とゆっくり反応するので、ひび割れ細部まで樹脂を充填できる。
・湿潤状態湿潤状態のコンクリート面との接着性に優れ、また、発泡硬化した樹脂の収縮は極めて少ないので
 肌分かれしたり、空隙が生じて再漏水する心配もない。
・耐酸性、耐アルカリ性、耐塩水性等に優れている。
・注入ガン程度の簡単な工具で施工できる。
・2液型のように、主剤と硬化剤を混ぜた後の可使時間を考慮する必要がない。
・飲料水施設に使用しても安全性に問題はない。 ※注
・ホルムアルデヒド放散等級区分 F☆☆☆☆取得済み

注入材の種類によって水道法に基づく適合省令が違います。下記の表をご参照下さい。
適合省令 NLペースト NLペースト
(S)
NLペースト
(W)
NLクイック
水質基準に関する省令
(平成15年5月30日厚生労働省令第101号)
水道施設の技術的基準を定める省令
(平成12年2月23日厚生省令第15号)
第1条第17号ハの規定に基づく
『資機材等の材質に関する試験』



適用範囲

主な適用対象はコンクリートひび割れ部ですが、それ以外にも岩盤・木材・金属・高分子材料などの欠陥部からの
漏水箇所にも使用できます。

  適用内容・条件
漏水原因  (@)ひび割れ、打継ぎ
 (A)コンクリート豆板、岩盤の空隙などの水密性の弱点部
 (B)パイプ、セパレーターなどのコンクリート貫通部
適用部位 建 築 (@)屋根(押えコンクリート)
(A)地下の壁、床、天井、底盤
(B)地上の外壁、開口部周り、天井、バルコニー
(C)厨房、浴室
(D)水槽、プール、ピット、水圧のある箇所
土 木 (@)トンネル
(A)ダム
(B)橋桁

工法の種類


工法名 漏水の状況 施工内容
連続したひび割れ、打継ぎなどの漏水 ひび割れに沿って溝掘し、連続したNLポケットを作り、NLペーストを注入する。
極く微細なひび割れ、打継ぎ部などからの漏水 コンクリートドリルで孔をあけ、パイプをセットし、パイプよりNLペーストを注入する。
壁、柱、梁、スラブなどの入隅部分(打継ぎ部の漏水) 入隅部を斫ってNLポケットを作り、NLペーストを注入する。
豆板、貫通パイプなどの局部的な漏水 漏水箇所を斫り、孔をあけパイプをセットし、パイプよりNLペーストを注入する。
屋上や床などの漏水 床面押え層に孔をあけ、NLペーストを注入する。
基礎スラブの集水ピットなどからの漏水 コンクリート底盤の打継ぎ部にNLポケットを作り、NLペーストを注入する。
水量の多い曲種的な漏水 仮止めのバルブ付パイプで漏水を調節しながら他の漏水部を止水し、最後にバルブ部も止水する。
WS セパレーター廻りからの漏水 セパレーター跡にWストッパー器具を取付け、NLペーストを注入する。
PW コンクリート打継ぎ部の止水
(コンクリート新規打設時)
コンクリート打継ぎ部に予めNLポケットを設置し、コンクリート打設終了後にNLペーストを注入する。
ひび割れ、打継ぎ、豆板などからの漏水 高圧注入機とプラグを使用し、躯体の奥までNLペースト又はNLクイックを注入する。

ピングラウト協議会

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日本橋ニシキビル6F

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